学業・進学

学業とは、人生のある一定の期間、関って来るものであります。小、中学校の義務教育期間、高校、大学と、また、学業は、大きく二つに分けて定義する事が出来ます。

一つは、学業すなわち、勉強はする事そのものに意義を見出す事。それは、小学校教育に見られる様に、将来に向け物事に対しての対応能力を身に付けるための下地作り、頭の訓練、そして、それは、学校という空間における共同生活において行われるという事に意味があります。すなわち、社会性を養う、また人格形成といった上で、また、勉強という事を共通のテーマにしての人と人との関わり方を経験し、学習するという意味において大切な事であると思います。

また、そういった考え方は、中学、高校、大学においても、それぞれ質の違いがあるものの同様に当てはまると思います。すなわち、学業を通じて社会人としての教養を身に付けるという事だと思います。

もう一つの意味において学業とは、極端な言い方をすれば、手段としてのもの、すなわち、受験を目的としたもの。昔から「受験戦争」なる言葉を耳にしているが、昔は何かかその言葉に対して、世の中これでよいのか、といった否定的な疑問を投げかけるところがあったが、今現在、何の抵抗も無く受け入れられ、むしろよりよい将来にとって必要な事として考えられている傾向がある。それは、年々低年齢化している世の中の受験産業の繁栄ぶりからも窺えるはずです。学校だけのカリキュラムだけでは目的達成出来ず、塾に通う、親心としては、「少しでも良い学校に入学し、少しでも良い会社に入社して」といった事だろうか。そこには、親の考えが大いに反映し、影響していると思われます。いつの時代でも親は子供に夢を託すものである。

総体的に捉えてみて世の中がそういったシステムになってしまった以上いたしかたない事かもしれません。 また、別の角度から見れば、こういった状況は、子供にとって結果がどうであれ、一つの目標に向かって努力する根気を養う、という上で意義のある事であるとも思います。

一般的に、大学受験を考える場合、年齢的に自我が確立している時期で、自分からの能動的な考えによって行う分、迷い、悩む、事も多いかもしれません。

将来どういった方向に進むべきか、決まってないケースも多いと思います。〔文科系、理科系、医学系、ほか、といった方向性は、別にして〕幸いにしてかどうなのか、大学というところは、進路がはっきりしてない場合、どの学部に進もうと、大差ないとも思われる。特に、文科系においては、たとえば、文学、経済、法学部などなど、言い方はよくないが、つまり、つぶしがきくといったところか。 大学生活4年終え、卒業の段階においてもまだ進路がはっきり決定してない人も多いと思うので、入学の時点では、当然といえば当然なのかもしれません。

人には、それぞれ運勢という観点から見た場合、その人に合った方向性が見出せるはずです。その人の未来を予言し、その人の願望、希望、夢、を考慮し、また、その人の次元に立ち、今現在、どの様に考え、行動して行くべきか、といった具体的な対応策が見付けられるはずです。 

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